新年あけましておめでとうございます。
令和3年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、当社にとって極めて影響の大きい出来事があり、前例のない変化の大きい年でした。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う生活の様式、仕事の様式が激変しました。
これまで当たり前だと思っていた日常生活が一変し、人と人との接触が制限される事態が続いております。
仕事においても、積極的な訪問の手段が売り買いともに制限され、新たな手段の模索が続いています。
このままの状態が続くと顧客や仕入先とのパイプが細り、従来の人の繋がりだけに依存する営業スタイルに限界が訪れるのは明白な危機要因となり、
これを乗り越えないとジリ貧化してしまう瀬戸際に立たされています。
この危機的状況を脱却するため従来の志向を再検討し、新しい環境に適応した企業活動の方向性を模索してまいります。
「ふとればかち」という言葉があります。不便や不満、不安、不足などから不を取るビジネスは便利、満足、安全、充足となり「価値/勝ち」に繋がるというもので、
コロナ禍による新たな「不」が生まれる一方で新たなビジネスチャンスが生まれています。
コロナを理由に歩みを止めるのではなく、今までとは違う不を取る方法を模索してまいります。
本年の年頭目標として、昨年に引き続き
・油圧は産業の基礎を支える業であるとの自覚を深め、製造業の増々の発展を支える。
・我が社は、お客様に任せて安心と思っていただけるプロ集団としての地位を確立し、周辺の産業も取り込み総合油圧業としてさらなる発展を続ける。
・100年続く企業を目標とし、お取引様、働く社員の皆さんの安心と満足を追求していく。
この3点を理念に、お客様に密着した技術集団として安心してお付き合いいただくことを行動指針として継続してまいります。
我が社はおかげさまで55周年を迎えます。
ここ数年は常に走り続ける状態でしたが、ここにきて社会状況からブレーキがかかってしまいました。
しかしこれを好機ととらえ、丑年に鑑み、地固めの時期と考え、一歩一歩確実に歩みを進めてまいります。
最後になりましたが、当社に関わる全ての皆さまのご多幸をお祈りして、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和3年1月5日
オートマチック工業株式会社
代表取締役社長 平野 克典
